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鶏手羽

鶏の骨をかみながら肉を探していたら、「よくたべるねぇ」といわれた。その時から元気に骨を砕いて食べるのが好きなのだ。

発言した人は、いわゆる叔母であり、父の妹で…出て行った父に代わり親戚づきあいと家業を継いだ人なのだ。作法には厳しかった。

父は、骨が付いた肉を愛好したが、兄弟では自分にしかその趣味は引き継がれなかったらしく。一人豚骨をかじったり、鶏手羽をかじって満たされないものを持っている。

たまに、やれ婚活やらのことを考える。

タイムマシンで戻しても婚活とやらに向かなそうな父親をみて憂鬱になる。

手羽の骨の中にある髄を食べたい。かじったり、折ったりしながら食べたい。目の前で骨の髄をすする人間を、近しい同居人として許すひとがいるのか?

 

とあれ手羽先は使いにくい。大体でかさにひく。

簡単なのはすべて冷凍状態であること。冷凍庫の余裕と見比べて購入。

あとは、「どうにかしてこの厄介な質量を減らそう」という思いを新たに、毎朝冷凍庫をあけては、適当に肉をかたまりで出せばよい。

「明日の夜に19時に帰れるときまってないじゃん!!」

せやね。

気にすることはない、漬け込め。

そばつゆでも適当に入れた醤油とみりんと料理酒でも、白ワインでもいい。

漬け込んで、「味をしみこませているのだ!」と開き直ったならば、再度冷凍庫管理に悩んでも、お気に入りのドラマのエピソードを再生してもいい(*連続ドラマについての既視聴エピソード鑑賞の効能についてはマーダーボットダイアリーを参照のこと)

漬け込んだ後はフライパンに油を熱して、適度に焼くとよい。美味しい。漬け込むのは2日としても、解凍と並行して漬けても問題はない。漬けて、火を通す。

火が通ったら、おのれの歯で噛み砕け。肉をそぎ取ろう。

 

まぁ、鶏手羽肉の冷凍、おススメです!